包茎の何が駄目なの?

イケメン

当HPをご覧の貴方は、包茎を何とかしたいと考えている方でしょう。包茎を何とかしたいと考える理由は主に以下の通りです。
  1. 腐った生ゴミのような悪臭が発生する
  2. 陰毛を巻き込んで悶絶する
  3. 勃起すると皮が裂けて痛い
  4. 性行為の際に刺激に弱すぎて早漏してしまう
  5. 銭湯やサウナ、海など仲間に見られる場所で劣等感を抱く
  6. 女性に包茎を野次られるのを恐れて積極的になれない

女性が抱く包茎のイメージとしては、「臭い」が圧倒的に多いようです。性行為の際に悪臭がしてしまうと、どうしても女性が求める「清潔感」というイメージに傷が入ってしまいます。

 

下半身に限った話ではありませんが、女性は兎に角「清潔感」を男性に求める傾向にあります。これは逆に男性が女性に求める条件でもありますね。

 

兎に角、包茎というのは「不衛生になりやすい」という特徴があり、マイナスのイメージを持っている人達の一番の理由です。

必ず包茎手術を受ける必要があるのか?

包茎には大きく真性包茎・仮性包茎・カントン包茎に分けられます。既にご存知の方も多いと思います。違いについて理解している方はこの章は読み飛ばしてもらって構いません。

 

包茎3種

真性包茎

剥けない!兎に角、剥けない!勃起しても、常に何時でも皮が亀頭に覆い被さっている状態

仮性包茎

剥こうと思えば剥ける!でも勃起していない普通の時は基本被っている状態

カントン包茎

苦しい、亀頭が苦しい!皮の出口が亀頭を締め付けて圧迫している状態

 

上記の包茎の内、2の仮性包茎に関しては賛否両論あります。殆どの男性は軽重の差はあれど仮性包茎だと言われています。一般的に7割とか6割くらいが仮性包茎だと言われています。

 

像

仮性包茎に関しては、国によって考え方が異なります。例えば、ヨーロッパ等では仮性包茎が当たり前だという考えが一般的で、実際に有名な男性モデル等も仮性包茎姿を披露したヌード写真集を発表したりしています。

 

逆に日本に関しては、仮性包茎に関しても「ダサい」「子供っぽい」等のイメージ持つ人達も多く、実際に包茎クリニックには仮性包茎を治療する患者さんが多いです。

 

仮性包茎にも軽重の差があると申した通り、真性に近いような仮性包茎の方などは悪臭を気にする傾向があります。見た目のコンプレックスのみが包茎手術を決意するキッカケではありません。

 

個人的には、仮性包茎で亀頭を洗う事が可能であり、普段から不潔感が気にならないのであれば無理して手術を受ける必要はないのかと思います

 

ただ、仮性包茎である事で男としての自信が持てず、精神的に悪影響が大きいと感じるのであれば、人生1度で済む手術ですし受けてしまっても良いのではないかとも思います。

 

1と3の真性包茎とカントン包茎に関しては、積極的に包茎手術を検討してみるべきだと私は考えます。医師によっては、真性包茎でも手術の必要はないと判断する方もおられますし、手術するのであっても切らないで済ませるべきだといった意見もあります。

 

関連:真性包茎を自宅で治療するのは可能なのか?

 

何事もそうですが、100%の正解はあり得ません。包茎手術に関しても、貴方のペニスの状態、考え方・価値観、費用の予算、年齢など個人によって状況は様々です。現代医療において、包茎手術は難しくない簡単な治療だとされています。迷っているのなら受けてみても良いのではないか?包茎手術の一経験者として、私はそう考えます。

包茎関連用語「解説一覧」

陰茎(いんけい) 「陰茎」とは、体から突出している男性の外性器、いわゆるペニスのことを指す言葉で、「サオ」と呼ばれることもある部分です。ペニスと体の付け根にある睾丸の部分は、陰茎には含まれません。陰茎には、陰茎海綿体が2本、尿道海綿体が1本が通っていて、性的に興奮した時に海綿体の血管に血液が集まることで勃起します。性行為の時には、勃起した状態の陰茎を女性の膣の中に挿入し、出したり入れたり(前後に動かす)することでお互いの性器に摩擦を加えられ、最後にはオーガズムを迎えることができます。
陰核(いんかく) 「陰核」とは、女性の外性器の一部で、よく「クリトリス」と呼ばれている部分のことを指し、男性器に当てはめると「陰茎」の部分に相当する部分です。厳密に言うと、女性の陰部の上部にある突出している部分は「陰核亀頭」と呼ばれる、クリトリスの先端部分であり、体内にある「陰核脚」という部分とつながっています。陰核は女性の性感帯が集中している部分でもあり、男性器と同じように性的に興奮すると勃起するのですが、男性器とは違って生殖機能は持っていないため、性的快感を得るための器官に過ぎません。
インポテンツ 「インポテンツ(ED)」とは、別名「勃起不全」とも呼ばれている、男性の性機能に関わる障害の1つです。インポテンツの男性は、機能的または心的な原因によって、性行為を行う際に充分な勃起ができなかったり、勃起ができたとしても勃起した状態を維持できなかったり(いわゆる中折れの状態)といった症状が現れ、性行為に支障をきたします。そのため、インポテンツの男性は、男性としての自信を喪失してしまう場合も多いのですが、適切な治療を受けることによって改善も見込めるので、恥ずかしがらずに医療機関に相談することをおすすめします。
裏スジ 「裏スジ」とは、ペニスの先端部分にある亀頭と、その下にある包皮とを繋ぎ止めるために存在している1本の筋状のもののことを指す言葉です。裏スジの正式名称は「包皮小帯」という名前なのですが、包皮小帯がペニスの裏側に存在している筋であることから、「裏スジ」と呼ばれるようになったのだと思います。裏スジというのは、男性の性感帯が集まっている部分であるため、この部分を刺激することで性的快感を得ることができるのですが、厳密には裏スジの皮膚の下に性感帯が集まっています。
壊死(えし) 「壊死」とは、やけど・ウイルス感染・毒などが原因で、体の組織や細胞の一部だけが死滅してしまうことを指す言葉です。包茎に関していえば、「嵌頓(かんとん)包茎」の状態だと壊死を招きやすいといえます。嵌頓包茎の場合、包皮の中から亀頭を露出させることができても、包皮口が狭いがために、包皮口が陰茎を締め付けてしまう可能性があります。そうなると、亀頭部分への血流が遮断されてうっ血を起こし、亀頭部分が壊死してしまうおそれがあるため、嵌頓包茎は治療を受ける必要があります。
海綿体(かいめんたい) 「海綿体」とは、男性の陰茎の内部、女性の陰核の内部にそれぞれ存在しているスポンジ状の組織のことを指す言葉です。男性器の場合だと、2本の陰茎海綿体と1本の尿道海綿体が陰茎の内部に通っており、この部分の血管に血液が集まって硬くなると、いわゆる勃起の状態になります。陰茎には骨は通っていないので、本来であれば勃つことはできないのですが、勃起した時に陰茎が勃つことができるのは、陰茎の内部に海綿体が存在していて、血液を集めることができるからだと言われています。
割礼(かつれい) 「割礼」とは、性器の一部を切開したり、切除したりする宗教的儀式のことで、日本では行われていませんが、イスラム教やユダヤ教といった宗教を信仰する信者の間では、現在も子どもを対象に割礼が行われています。どのような処置を施すのかというと、男児の場合は包皮を切り取って亀頭を露出させ、女児の場合はクリトリスや小陰唇を切り取ったり、尿や経血が通る穴のみを確保して陰部を癒着させたりといった処置を施します。いずれにしても割礼は、大量出血や感染症などを引き起こし、場合によっては命を落とす可能性もある恐ろしい儀式です。
嵌頓包茎(かんとんほうけい) 「嵌頓包茎」とは、全部で三種類ある包茎のうちの1つです。嵌頓包茎は、無理をすれば包皮を剥いて亀頭を露出させることはできるのですが、包皮口(包皮輪)が狭くて小さいために、一度露出させた亀頭を包皮の中に戻すことができない状態です。嵌頓包茎の状態だと、亀頭を露出させた時に包皮口が陰茎をキツく締め付けてしまうため、亀頭への血流が滞ってしまいます。そして、そのまま放置しておくとうっ血して壊死を招く恐れがあるため、嵌頓包茎の方は包茎治療を行っている医療機関で治療を受けることが望ましいです。
亀頭冠(きとうかん) 「亀頭冠」とは、通称「カリ」「カリ首」とも呼ばれている、亀頭で一番膨らんでいる部分の周りのことを指す言葉で、陰茎に冠を被せたように見えるために、亀頭冠という名前がついたようです。亀頭冠は男性の性感帯であり、女性の膣内に挿入した時に、女性の膣壁に刺激を与えることができます。はっきりとしたことはわかっていないのですが、亀頭が包皮に覆われている包茎の状態の場合、包皮が亀頭冠の成長を妨げるといった意見もあり、包茎手術を受けることで成長を促すこともできるようです。
亀頭冠状溝 「亀頭冠状溝」とは、ペニスの先端部分にある亀頭の下のくびれている部分にある溝のことを指す言葉です。亀頭冠状溝の部分は、溝である以上、尿や精液などが混ざってできる「恥垢」という垢が溜まりやすくなっているため、きれいに洗って恥垢が溜まらないように気をつけていなければ、恥垢が雑菌の温床となり、亀頭包皮炎などの炎症を引き起こす可能性があります。包茎ではない(露茎)方の場合でも、亀頭冠状溝の部分には恥垢が溜まりますから、毎日きれいに洗って清潔な状態を保つように気をつけましょう。
女性化乳房 「女性化乳房」とは、その言葉の通りですが、男性の乳房が、まるで女性の乳房のように大きくなってしまった状態のことを指します。男性の体の中でも、元々女性ホルモンが生成・分泌されているものなのですが、何らかの原因によって女性ホルモンが過剰に分泌され、男性ホルモンの分泌量よりも女性ホルモンの分泌量が増えてしまうと、女性化乳房が起こる場合があります。女性化乳房の原因として考えられるのは、肝機能の低下・思春期や更年期のホルモンバランスの乱れ・薬の影響など、多岐に渡ります。
腎不全 「腎不全」とは、腎臓が本来の正常な機能を約6割以上失い、正常な機能が行われている割合が約3割以下になってしまった状態のことを指します。一言に腎不全といっても、急激に発生する「急性腎不全」と、数ヶ月から数年の年月をかけて腎臓機能の低下が進んだ後に発生する「慢性腎不全」の2つに分けることができ、尿毒症やむくみなどの症状が現れます。また、慢性の状態が進行し、正常な機能が行われている割合が1割未満にまで低下すると、今度は「末期腎不全」という状態になり、透析や腎臓移植などの治療を受けなければならなくなります。
赤痢アメーバ症 「赤痢アメーバ症」とは、「赤痢アメーバ」と呼ばれる病原体に感染することによって発症する病気のことです。一言に赤痢アメーバ症といっても、大腸に症状が現れる「赤痢アメーバ性大腸炎」と肝臓に症状が現れる「赤痢アメーバ性肝膿瘍」の2つにわけることができます。赤痢アメーバは、感染者の便の中に排出されるため、その便によって汚染されたものを飲食した場合や、性行為の一環で、赤痢アメーバ症感染者のアナルを舐めてしまった場合などに感染します。

また、ネズミやサルといった動物を介して感染する場合もあります。

生理的包茎 「生理的包茎」とは、ほとんどの乳幼児に見られる包茎のことです。男性であれば誰もが、包皮と亀頭が癒着した、いわゆる包茎の状態で生まれてくるのですが、乳幼児期の包茎は大人の包茎と違って異常を示すものではなく、むしろ正常な状態です。生理的包茎の状態であっても、年齢と共に自然と包皮が剥けてきて、亀頭を露出できるようになる場合が多いので、それほど心配は要りません。ただ、成人になっても包皮が剥けず、生理的包茎が改善されない場合には、性行為に支障をきたすおそれがあるため、医療機関で相談したほうが望ましいといえます。
性交 「性交」とは、男性と女性が性的な関わりを持ち、その上で性的快感を得ることを指す言葉です。一般的なやり方としては、女性の膣の中に、男性の勃起した状態の陰茎を挿入し、出し入れを繰り返す「ピストン運動」を行うことで、お互いに性的快感を得ることができます。性交には、キス・愛撫・手マン・フェラ・クンニといった、膣に陰茎を挿入しない行為も含まれます。性交の目的としては、男女のスキンシップを目的としている場合や、子孫を残すことを目的としている場合など、人それぞれです。
恥垢(ちこう) 「恥垢」とは、男性・女性それぞれの外性器の隙間に溜まる、白っぽい垢のことを指す言葉で、男性器においては、尿や精液などが混ざって垢となり、亀頭と包皮の隙間に溜まります。恥垢が溜まること自体に問題があるわけではないのですが、溜まったままの状態で放っておくと、だんだんと嫌なニオイが発生するようになったり、雑菌が繁殖して炎症を引き起こしたりといったことが考えられるので、 入浴する時などに亀頭周辺をきれいに洗って恥垢を除去するようにしておく必要があります。嵌頓包茎や真性包茎の方の場合は、恥垢が溜まっても除去できない状態なので、医療機関に相談するようにしましょう。
トッピング治療 「トッピング治療」とは、簡単に言うと「不要な治療を患者さんに受けさせる」、悪質な治療のことを意味する言葉です。包茎手術においては、陰茎を長くする「長茎術」や亀頭を大きくする「亀頭増大術」といった、患者さん自身が受けることを希望していない治療を追加で行って利益を得ている医療機関があります。「専門医の言うことだから…」と信じ込み、トッピング治療に引っかかってしまうと、当然その分料金が高くついてしまうので、料金の支払いが困難になるケースも少なくありません。トッピング治療の被害に遭わないためには、医療機関を選ぶ段階から慎重に準備を進めていくことが大切です。
トリコモナス症 「トリコモナス症」とは、「トリコモナス」という原虫に感染することによって発症する病気のことで、主に性行為がきっかけでとなって発症します。トリコモナス症を発症すると、男性の場合は尿道炎、女性の場合は膣炎・子宮頸管炎・尿道炎といった症状を起こしますが、どちらかというと男性のほうの症状が無症状、または軽度であるため、知らず知らずのうちに感染を広げてしまうおそれがあります。トリコモナスの原虫の弱点は乾燥なのですが、逆に水中では感染力を持ったまま長時間生き延びることができるため、性行為の経験がなくても、下着・タオル・便座・浴槽などを介してトリコモナス症に感染する可能性があります。
尿路閉塞性疾患 「尿路閉塞性疾患」とは、その病名の通り、尿が作られる器官である腎臓から尿道までの、「尿路」と呼ばれる尿の通り道の中のどこかで閉塞が起こる病気のことです。尿路閉塞性疾患を引き起こす原因として多いのが、「腎臓結石(尿路結石)」と言われています。腎臓結石などが原因で尿路閉塞性疾患が起こると、当然ながら正常な尿の流れが妨げられてしまうため、その分腎臓に圧力が加わって腎臓を損傷させてしまい、水腎症・尿路感染症・腎不全などの病気を引き起こす場合があります。
排尿障害 「排尿障害」とは、何らかの原因により、正常に尿を排出することが困難になってしまった状態を総称する言葉です。排尿障害といっても、尿を溜める段階(蓄尿期)で異常が発生する「蓄尿障害」と、尿を体外に排出する段階(排出期)で異常が発生する「排出障害」の2つに分けることができます。排尿障害の症状としては、尿を出すのが困難になる・尿が漏れてしまう・排尿の回数が増える・排尿時に痛みが伴うといった症状が現れ、日常生活に支障をきたしてしまうため、適切な治療を受けることが大切です。
パイプカット 「パイプカット」とは、避妊を目的に、男性器に対して施す治療のことです。パイプカットの正式名称は「精管結紮手術(せいかんけっさつしゅじゅつ)」で、パイプカット手術では、精巣で作り出された精子の通り道である「精管」を切断した後に縛って、そこから精子が流れていかないように食い止めます。パイプカット手術を受けることで、射精や性行為の感度に影響が及ぶことはありませんが、精子が体外へ排出されることがなくなるため、性行為を行っても相手の女性が妊娠する可能性は極めて低くなり、高い避妊効果が期待できます。
バイアグラ 「バイアグラ」とは、「勃起不全(ED・インポテンツ)」を治療するための薬として開発された精力剤の1つです。「バイアグラ=精力剤」と認識されている場合も多いのですが、単なる勃起不全の治療薬の名前であり、本当の名前は「シルデナフィル」と言います。シルデナフィルは、元々は狭心症の治療薬として開発が進められていたのですが、治験を行っている過程で「勃起不全に効果がある」ということがわかり、勃起不全の治療薬として開発が進められることになり、後にバイアグラとして誕生しました。
ヒト乳頭腫ウイルス 「ヒト乳頭腫ウイルス」とは、皮膚に「パピローマ」「乳頭腫」と呼ばれるイボを形成するウイルスのことです。別名「ヒトパピローマウイルス(HPV)」と呼ばれており、「尖圭コンジローマ」や「子宮頸がん」といった病気の原因としても有名なウイルスです。「性行為の経験がある女性の半数以上がヒト乳頭腫ウイルスに感染した経験がある」と言われているほど、我々人間にとっては身近なウイルスなのですが、ヒト乳頭腫ウイルスは、感染しても自覚症状がない場合が多く、知らず知らずのうちに性行為によって感染を広げてしまうおそれがあります。
不妊症 「不妊症」とは、避妊をしない性行為を定期的に行っているにも関わらず、2年以上妊娠することができない状態のことを指す言葉です。女性のほうに原因があるといった考え方がされていましたが、最近では男性のほうにも原因があることがわかってきました。男性の不妊症の原因としては、原因不明な場合も多いのですが、射精障害・勃起障害・無精子症・精子無力症といった症状が、原因として潜んでいる可能性があります。いずれにしても、2年以上妊娠することができないのであれば、女性だけではなく、夫婦揃って不妊症の検査を受けることが大切です。
膀胱癌 「膀胱癌」とは、膀胱部分に発生する癌のことです。大体40歳代くらいから発症しやすくなりますが、患者さんの割合として特に多いのは70歳代と言われており、女性の罹患率よりも男性のほうの罹患率が高いです。また、喫煙をしない人と喫煙をする人とでは、喫煙をする人のほうが罹患率が高いと言われています。膀胱癌には、「表在性膀胱癌」と「浸潤性膀胱癌」の2種類に分けることができ、いずれの場合も特に痛みを伴わない血尿(無症候性血尿)が、初期症状として現れる場合が多いです。
包皮(ほうひ) 「包皮」とは、陰茎の先端部分にある亀頭を包むように存在している皮膚のことです。亀頭というのは、実は唇と同じで外部に触れる粘膜であるため、とてもデリケートで傷つきやすいのですが、包皮があることで亀頭が保護されています。乳幼児期には、「生理的包茎」といって、包皮と亀頭が癒着した状態なのですが、年齢とともに癒着が剥がれていき、亀頭を露出させることができるようになりますが、中には包皮が余る(仮性包茎)、癒着が解消されずに亀頭を露出させることができない(真性包茎)といった問題を引き起こすこともあります。
包皮内板(ほうひないばん) 「包皮内板」とは、亀頭を覆っている包皮の内側の皮膚のことを指す言葉で、普段は亀頭と接している状態です。包皮内板は、勃起していない状態では隠れていて見えないのですが、勃起すると表に出てきます。包茎の中でも特に、包茎治療を受ける必要性が高い「真性包茎」の場合は、本来であれば癒着していないはずの包皮内板と亀頭が癒着しているがために、亀頭を包皮から露出させることができないという状況を引き起こしていることであるため、包皮内板と亀頭の癒着を剥がす治療を受ける必要があります。
包皮外板(ほうひがいばん) 「包皮外板」とは、亀頭を覆っている包皮の外側の皮膚を指す言葉です。包皮の内側にある包皮内板は、性質的にも非常にデリケートな部分で、傷つきやすくて薄いのですが、一方で包皮外板のほうは、常に外部に触れている部分であることもあり、包皮内板と比べると性質的にも強くて、傷つきにくく皮膚に伸縮性や厚みがあります。また、包茎手術を含む包茎治療を受けた場合にも、包皮外板があることで傷跡が隠れてしまうので、傷跡が目立ちにくくなります。
包皮輪狭窄 「包皮輪狭窄」とは、ペニスの先端部にある亀頭を包んでいる包皮の入り口部分(「包皮輪」や「包皮口」などと呼ばれている部分)が狭い状態のことを指す言葉です。要するに包皮輪狭窄は、包皮の中から亀頭を露出させることが困難な状態だということです。無理をすれば亀頭を露出させることはできるのですが、この時に痛みを伴ったり、露出させた亀頭を包皮の中に戻すことができずに包皮輪が陰茎を強く締め付けてしまったりといったことが起こるので、包皮輪狭窄の方は治療が受けられる医療機関を探し、適切な治療を受ける必要があります。
副腎皮質ホルモン外用剤 「副腎皮質ホルモン外用剤」とは、一般的には「ステロイド外用薬」と呼ばれている薬剤のことで、アトピー性皮膚炎を始めとする幅広い皮膚の炎症に用いられています。そもそもステロイドとは、炎症や免疫反応を抑制する作用を持っているホルモンのことで、「副腎皮質」という臓器から分泌されています。このステロイドホルモンを人工的に作ったものが、副腎皮質ホルモン外用剤ということです。副腎皮質ホルモン外用剤は、正しい使用方法を守れば効果を発揮してくれる優秀な薬剤なのですが、使用方法を誤ると副作用が現れる場合があるので注意が必要です。
包皮小帯(ほうひしょうたい) 「包皮小帯」とは、ペニスの先端部にある亀頭と包皮との間をつないでいる筋状のもののことを指す言葉です。普段は「裏スジ」と呼ばれることが多い部分であるため、包皮小帯といっても、あまりピンと来ないかもしれません。包皮小帯は、男性の性感帯が集中していて、摩擦を加えると性的な快感を得ることができるのですが、厳密に言うと男性の性感帯は包皮小帯の皮膚の下にあります。そのため、以前は早漏の治療として包皮小帯を切除する手術が行われていましたが、現在では早漏の治療として、そのような手術は行われていません。
包皮口(ほうひこう) 「包皮口」とは、亀頭を包んでいる包皮の先端部分の、輪っか状になっている部分のことを指す言葉で、別名「包皮輪」と呼ばれることもあります。仮性包茎の方の場合は、包皮口にそれなりの広さがあるので、亀頭を露出させることができるのですが、真性包茎や嵌頓包茎の方の場合は、包皮口が狭いため、亀頭を露出させることが困難です。そのため、性行為にも支障を来たしますし、包皮の中に恥垢が溜まっても除去することができず、溜まった恥垢がニオイや炎症の原因となる可能性があります。ですから、包皮口が狭いという方は、早めに治療を受けたほうが無難です。
日本泌尿器科学会 「日本泌尿器科学会(The Japanese Urological Association)」とは、創立から100年を超える泌尿器科の学会のことです。平成24年の時点では、8,000人を超える医師や医療従事者が登録しており、日本泌尿器科学会の会員として活動を行っています。日本泌尿器科学会の公式サイトでは、医療従事者ではない一般の方に向けたサービスも展開されており、「尿に血が混じる」「おねしょをしてしまう」といった、泌尿器科系の症状別に医師の解説が掲載されているので、泌尿器科系の症状の悩みを持っている方にとってはとても参考になるサイトです。
マイクロペニス 「マイクロペニス」とは、マイクロサイズのペニスという意味ではなく、ペニスの大きさが極端に小さい状態のことを意味する言葉です。日本では、勃起した時のペニスのサイズが5センチ以下の場合をマイクロペニスと呼んでいます。マイクロペニスと似た状態に「短小」がありますが、短小は病気ではありません。一方でマイクロペニスは、ペニスが「生殖機能を果たす」という意味では、ペニスの大きさが足りないことで性行為に支障をきたすため、れっきとした性機能の病気とされています。
淋病 「淋病」とは、別名「淋菌感染症」とも呼ばれている性感染症のうちに1つで、「Neisseria gonorrhoeae」という病原菌に感染することによって発症します。症状の出方には個人差がありますが、たいていの場合淋病を発症すると、男性の場合は尿道炎を起こして排尿に強い痛みを伴うようになり、女性の場合は膿のようなおりものが出るようになります。淋病は、男性のほうがはっきりとした症状が現れるのですが、その一方で女性のほうは、男性と比べると症状はそれほどひどくはなく、自覚症状がほとんどない場合も多いので、知らず知らずのうちに感染を広げているおそれがあります。
埋没型包茎 「埋没型包茎」とは、陰茎部分が体内に埋没してしまっているがために、包皮が余分に余っている状態のことを指す言葉です。埋没型包茎は、「肥満型」と「埋没陰茎」の2つに分けることができ、肥満型の場合は肥満によって恥骨付近に脂肪がついてしまっていること、そして埋没陰茎の場合は、陰茎部分を支えるための靭帯が陰茎部分を強く引っ張ってしまっていることが、それぞれの埋没型包茎の原因として考えられます。いずれの場合も、包茎治療を行っている医療機関で治療することができます。
露茎(ろけい) 「露茎」とは、勃起をしていない状態でも包皮が剥けていて、亀頭が露出している状態のことを指す言葉です。露茎の場合だと、亀頭が露出していない包茎の状態と比べて、包皮と亀頭との隙間に恥垢が溜まりにくいので、嫌なニオイを放ったり、雑菌が繁殖して炎症を起こしたりといったことが少なくなります。また、露茎の場合は常に亀頭が露出している状態であるため、外部からの刺激に対してもある程度の耐性がついています。そのため、外部からの刺激に弱い「早漏」の状態とは無縁です。
A型肝炎 「A型肝炎」とは、「A型肝炎ウイルス(HAV)」に感染することによって発症する肝臓の病気のことです。衛生状態の良くない国に行った際に、A型肝炎ウイルスに汚染された生水や生の魚類・貝類などの食品を飲食した場合や、感染者の便を介した場合など感染する「経口感染」であるため、B型肝炎やC型肝炎といった、他の肝炎ウイルスとは少し違います。また、やり方によるのですが、性行為がきっかけで感染するおそれもあります。A型肝炎は慢性化する病気ではありませんが、稀に劇症肝炎や急性腎不全などを引き起こすおそれがあるので注意が必要です。
B型肝炎 「B型肝炎」とは、感染力の強い「B型肝炎ウイルス(HBV)」に感染することによって発症する肝炎のことです。感染者の血液や体液を介して感染し、日本においては主に、感染者の多い国に海外旅行に行った人がB型肝炎ウイルスに感染し、そのまま海外から日本にウイルスを持ち帰ってくるケースが多いです。B型肝炎を発症すると、黄疸・全身の倦怠感・食欲不振といった症状が現れ始め、肝炎が慢性化してしまうと、そのまま肝炎から肝硬変や肝臓がんに発展するおそれもあります。
C型肝炎 「C型肝炎」とは、「C型肝炎ウイルス(HCV)」と呼ばれるウイルスに感染することで発症する、肝臓の病気のことです。この原因となるウイルスを持った人の血液が体内に入ることで感染するので、感染経路としては輸血用血液や注射器の共用、可能性は低いですが性行為からの感染や母子感染もあります。C型肝炎は、重症化するまで自覚症状が現れない場合が多く、そのまま慢性化した後、肝臓がんや肝硬変といった肝臓の病気を引き起こす可能性がある怖い病気なので、医療機関で適切な治療を受けることが必要になります。

 

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